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zoom RSS 恐慌の崖っぷち

<<   作成日時 : 2011/09/25 10:59   >>

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 2011年9月下旬現在、世界経済が恐慌の崖っぷちにいます。ユーロ危機が燃え広がれば、世界全体に連鎖倒産と失業の波がひろがります。このまま恐慌にまで進むかもしれませんし、なんとかなるかもしれません。それはわかりません。
 リーマンショックの時のことなど思うと、けっこうしぶとく持ちこたえる可能性が強いかと思います。ギリシャに対して、ユーロを離脱するか財政自主権を放棄するかのどちらかだ、と迫る手段は残っています。あるいは、ドイツが、自国がボロボロになる覚悟を決めれば、ユーロを救えます。欧州中央銀行が、アメリカの連邦準備銀行みたいに不良債権の大量買い取りをやると決めれば、2,3年の延命はできます。
 しかし、ユーロはアメリカのドルと違って、財政も政治も寄せ集めなので、策を決断できないままずるずると危機に突入してしまう可能性もあるか、とも思います。

 この経済危機は慢性病です。急に起こった病気ではありませんし、急に良くなることもありません。世界経済は、ずっと崖っぷちを歩いているのです。たまたま、ギリシャ国政府が借金(国債)を返せなくなるというわかりやすい症状が出ただけです。
 現在世界中で、返せっこない借金をしこたま抱えた国や企業がたくさんあります。そういう国や大企業のどこかが「もう返せない」というと、そこに貸している金融機関が倒産する。そうすると、取り付け騒ぎが起こるし、誰もが早いうちに債券を回収しようとする。それでまた、たくさんの倒産が起こる。そういう連鎖反応です。

 どうして、返せっこない借金を抱えた国や企業がたくさんできるのか。
 原因は不動産バブルと株式バブルがはじけるためです。先進国では、お金が作られすぎたときインフレは起きません。かわりにバブルが起きます。ところがバブルを精算するのが難しい。貸し倒れを処理しようとすると大銀行が潰れて恐慌になる。それで、返済の見込みがないのに追加の融資をして企業と銀行を生き延びさせる。そのため、不景気が長引く。
 日本のわれわれが、この20年で、たっぷり経験してきたことです。

 国は、直接にはバブルに関係していませんが、バブルで起こった不況をなんとかしようと国債を発行して無理な支出を行い、財政を苦しくしていきます。バブルというバクチで負けたツケを、国が払ってやっているようなものです。でも、恐慌と失業には耐えられないから、しょうがないのです。

 バブルはマネーゲームです。マネーゲームは、奪い合いをしているだけのゼロサムです。それより、すべての人の生活水準を上げ、住みやすい環境を創り、福祉や教育を充実させたほうがよほどお金が生きます。みんなが豊かな生活ができます。企業にとっても、もっとも望ましいことは、みんなが豊かであってモノを買ってくれることです。

 お金の循環が滞りマネーゲームを起こしてしまう根本的な原因は、生産に対してはいくらでもお金が流れるのに対して、個人の生活費は企業のおこぼれとしてしか回らないことと、福祉・環境・教育などを充実させるための資金が足りないことです。お金の行き場がなくなって、マネーゲームに走るのです。

 ほんとうに豊かな生活をするのに必要なものに対して、お金と労力が注ぎ込まれるようなシステムを作るには、どうしたらよいか。われわれは、その問いに直面しているのだと思います。
 この問いに答えないならば、経済危機の対策は弥縫策に終わるし、たとえ乗り切ったとしても、また同じことを繰り返します。

 ベーシックインカムは根本的な答えの一つです。

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