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みんなの「世の中を見ると」ブログ


合理化の果実はどこにある

2011/12/18 13:54
 この10〜20年で、近所にあった小さなスーパーがほとんど消えました。もとは八百屋さんだとか、酒屋さんだとか、わりと流行っていた店が手を広げて、スーパーになっていたのです。
 そういう店がほとんど消えてしまって、今ではかわりに、西友とかマルエツとかいう大きなスーパーのチェーン店があります。

 こういう大きなスーパーのほうが、安くて、品揃えが豊富です。私も買い物に行きます。小さなスーパーが潰れていったのも当然だと思います。

 大規模化、合理化によって、より少ない人が働けば、同じサービスができるようになりました。

 でも、全体としての雇用はどうなっているでしょうか。
 大きなスーパーのほうが合理化されています。小さい店がたくさんあるより、従業員は少なくて済むし、人件費総体は安くてすみます。

 ですから、全体としてはけっきょく、非正規雇用が増えたり、失業が増えたりしているはずです。

 これは、合理化の持つ宿命だと思います。

 より少ない人が働けば、それで済むようになる。それは、いいことのはずですね。
 ところが、それは失業者を増やすということになってしまう。
 これは困ります。

 せっかく、少ない人が働けばそれでよくなったのです。なぜ、それを人間の自由のほうに振り向けることができないのでしょうか。
 「生活費は労賃からしか得られない」、ここなんです。ここを疑わないと、合理化の果実を手に入れることができません。

 ベーシック・インカムがあれば、合理化の果実を、手に入れることができます。

 技術の進歩や合理化で労働力が余ったら、それを”失業者”にしてはいけない。誰もが生活できるようにすればいいんです。労働力は、家庭生活の充実に振り向けてもいい、社会活動でもいい。
 失業者が、生活してくれるだけで、企業も、商店も売り上げが増えて食っていけるようになります。

 みんなが食べていけることで、みんなが潤います。みんなからの税収でベーシック・インカムの財源をまかなえばいいんです。増税が難しいなら、減価式電子マネーの発行という方法もあります。

 お金は、循環するように、循環するようにと考える。そうすると、経済はうまくいきます。

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低金利による過剰投資

2011/12/09 00:04
 千葉市に住んでいますが、数年前、なんとか迎賓館という名の超豪華な結婚式場ができているのを見つけました。すごいなあ、きれいだなあ、ちょっとした文化財だな、と思いました。
 でも、頭に浮かぶのは、「これだけ投資して、ペイするのかな」。少子化の世の中ですし、バブルは終わってるし。

 ところが、新規の豪華結婚式場は、そこだけではないんです。もう二つほど、できていたのに驚きました。
 
 低金利時代なんですねえ。
 投資先を求めて、資金がさまよっているんです。

 これ全部が長期存続できるなんて、無理でしょう。明らかに、過当競争、過剰投資だと思います。少子化で結婚式の数自体が増えないところに新規参入したのだから、同じ大きさのパイを奪い合っているだけです。
 全部あるいはいくつかが、いずれ撤退に追い込まれる。そうしたら、この豪華な施設は廃棄するしかないのかなあ。他の使い道があったとしても、二束三文でしょう。

 資金を提供した銀行は不良債権を抱え込むでしょう。

 この三つの結婚式場の建設のため、GDPは伸びたでしょう。でも、それは一度きりです。

 「資本のお金と交換のお金」で書いたのですが、資本のお金だけあっても、使う側のお金とバランスしていないと、お金は循環しないのです。無駄な投資に終わります。

 低金利 → 投資 → 雇用の増大

 という図式は、成長期のものです。「夢よもう一度」をやっているけれど、実際は

 低金利 → 無駄な投資 → 不良債権

 となります。

 大事なのは、生活費に使われるお金が増えることです。




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できては潰れるコンビニ、飲食店、美容室

2011/12/05 10:56
 けさ散歩していたら、近所でまた消えた店がありました。しゃれたヘヤーサロンのお店。できたのは、5年前かな、7年前かな。
 小ぎれいな店でした。希望をもって始めただろうに、かわいそうになあ。店を閉めるからには、かなりの借財も抱えているだろう。

 この10〜20年くらい、たくさんの店が出来ては消えるんです。とくに、コンビニ、飲食店、美容室。
 またか、またか。
 いま、都市部で新規開業して客を集めるには、かなり資本を投下した綺麗な店舗でないといけない。銀行借り入れもそうとうにあるだろう。

 それだけ資本投下された店があまり流行らないまま閉まるのだから、銀行は、不良債権を増やしているはずですね。でも、「回収可能」としておけば、貸し倒れたことにならない。
 あるいは、担保をちゃんと差し押さえたかな。それなら当面、銀行の損はないです。けれど、店をやっていた人は貧困者になりました。格差社会が進んだ。銀行は担保を売らなければならないから、不動産価格はまた下がるでしょう。

 美容室の椅子や器具、みんな廃棄するのでしょう。もったいないね。でも、中古品に使い道はないでしょう。
 廃棄の工事はかならずあります。廃棄業者もいるでしょう。その経費はGDPに計上される。
 つぎつぎとできる設備投資は、もちろんGDPに計上される。

 次から次へと潰れるのに、次から次へとできる。低金利だものね。開設資金は銀行が提供してくれる。
 GDPはちゃんと計上される。

 でも、その裏で銀行の不良債権が増えていく。
 政府は、景気をもたせようと、大きな予算を組む。その裏で国債残高が増えていく。

 でも、次から次へとできて、次から次へと潰れるだけ。

 これじゃあ、先がないなあ。
 とにかく、人が無駄働きしているもの。

 いま、金利を下げて資本のお金をいくら提供しても、こうなってしまいます。

 ね、だからね、発想を根本的に変えて、生活のためのお金をまず増やしてしまうことを考えたほうがいいんです。

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